糖質制限や断食によって視力回復するという話はネット上にたくさんあります。
なぜ視力が回復するのか？
糖質制限では脱水状態になりやすいとされています。眼球内の水分が少なくなることで眼球が小さくなります。それによって眼軸が短くなり遠くが見えるようになります。
古くから目に良いとされているものの多くは利尿作用があります。体の水分を減らす事が近視の改善になると経験則で知っていたのではないでしょうか。
漢方でも水滞という言葉があり。近視の理由とされています。
断食した時には血糖値が下がるのでグルカゴンが分泌され血糖値をあげるために肝臓で糖新生が行われます。この際にブドウ糖とともに作られるグリセロールは浸透圧が高く血液中に多くの水分を取り込みます。おそらくですがブドウ糖が消費された時に発生した水分をグリセロールが回収するという役割を持っているのだと予想します。
人が炭水化物を摂る時に多くの塩分を同時に摂取するのはこのグリセロールの代替ではないかと考えます。ブドウ糖だけを血液中に取り込んでしまうと水分が各所で余ってしまうからその水分をナトリウムで回収しようとしているのではないかと。
眼球の手術をする時には眼球を小さくするためにグリセロールの点滴を打つそうです。禁止の原因は眼軸が長くなる事であり眼軸を短くする方法はないとされていますが、あるんですよね。あくまで一時的なものと思いますが。
